11月18日・19日の2日間、『創業93周年記念オープンデー』を
弊社の大利根研究農場(埼玉県加須市)で行いました。
この催しは、毎年この時期に取引先の種苗店や農業団体、研究期間の方を招き、作物の展示や、
実際の青果物を見て、一部の青果は試食してもらい今後の栽培や販売に役立てて頂くものです。
一般開放していませんので、どんな催しだったのか一部ご紹介致します。
天候にも恵まれ、2日間で2,000名を超える来場者で会場はにぎわいました。
トマトベリーブースは、国内の生産地を地図で紹介し、トキタ種苗で力を入れている食育活動、
トマトベリーを扱っている方々の資材や加工品の見本を展示しました。
また、青果も和歌山産を中心に取り寄せ、来場者に試食して頂きました。
昨年展示した国内生産地マップに増えた産地を追加して展示しました。
地道に、確実に産地が増えていることは私達にとっても嬉しい限りです。
このオープンデーでも農家の方から、「トマトベリーを生産したい」「種子はどこで手にはいるのか」という嬉しい質問を頂きました。しかし、しばらくの間、種子・苗販売は限定販売とさせて頂いており、せっかくのご要望をお断りさせて頂く場合もございます。
その理由は、
『お客様を裏切らない美味しさと品質』=『安心・安全』をブランド確立のための位置づけと考えているからです。
少しずつではありますが、着実に私達の思いに賛同して頂ける方々(トマトベリーを扱って頂いている方々)が増えています。
皆様にいつでも安心しておいしい『トマトベリー』を食べて頂きたい!!これが私たちの願いです。
トマトベリーの販売サポート資材として、
・FG袋
・ハート型パック
・シール
・のぼり
を弊社から有償提供していますが、生産者が独自に出荷用パック、シールやダンボール等をロゴマーク入りで作成している産地があります。
私達も集めて一度に見たのは初めてで、どの産地も力の入り方が良くわかります。
海外(台湾)も青果出荷用の専用箱やシールを作成して流通しています。
これからも産地の協力を頂きながらおいしいトマトベリーを食卓に届けたいと思います。
箱をご提供頂いたJAよいち様、斉藤農園様、佐藤富雄様、JA庄内みどり様、大利根ベリー部会様、ありがとうございました。
トマトベリーは生食以外にもスィーツの利用も増えてきています。
栽培農家が独自に加工して販売していますので私達も実際に見て味わうのは初めてでした。
トマトベリーで作るジャムやゼリー、ピューレはどれも斬新な味で生食以外の可能性も感じました。
トマトベリージャムの試食を行い、来場者に感想を聞くと、「甘い。おいしい」「購入したいけど、どこで売っているのか」と好評でした。とても反響が良かったので、展示した商品をご紹介します。
一部の商品は店頭販売の他にインターネットでも購入できるようです。
・トマトベリージャム、トマトベリーピューレ【楽天市場 ファーマーズマート風夢】
北海道風連町産トマトベリーをふんだんに使ったジャムとピューレを展示しました。
ジャムはグラニュー糖が入っていますが、トマトベリーの味が残っていて、普通のジャムと比較すると甘さ控えめでおいしいです。
ピューレはトマトベリーをそのまま絞った感じで、濃厚で甘く口当たりも柔らかいです。
・トマトベリージャム、ドライトマトベリー【有限会社 八ヶ岳農産】
長野県茅野市産トマトベリーを使っています。北海道のジャムと産地や作り方が違うため味が違います。
こちらもグラニュー糖が入っていますが、トマトの濃厚な味が楽しめます。
・トマトベリーゼリー【花園フォレストオンラインストア】
埼玉県本庄市高橋農園のトマトベリーを使ったトマトベリーゼリーです。
ただ甘いだけでなくしっかりとトマトベリーの味も残っています。一度食べたらクセになるかも・・・。
埼玉県北部にお出かけの際はぜひ『花園フォレスト』へお立ち寄り下さい。
遠方の方は通信販売も行っています。
『トマトベリーガーデン』と『トマトベリーガーデンおいしく栽培土』を利用した食育活動で
幼稚園、保育園、小・中学校の児童、生徒約3,000人が春から夏にかけて参加しました。
『トマトベリー』のイチゴのような形と酸味のない甘さが野菜の苦手な子供達でも興味を引き、
おいしく栽培土で簡単に栽培できる手軽さもあったため、多くの学校が今年の異常気象の中でも
おいしいトマトベリーを育てることができたようです。
9月下旬まで育てていた保育園もありました。
来年は規模を拡大して1人でも多くの子供達にトマトベリーの美味しさと野菜を育てる楽しさを知って頂けるように頑張っていきたいと思います。
来春の家庭菜園用新品種をオープンデーで発表しました。
その名は、『トマトベリーグランデ』食べ応えのある中玉トマトベリーです。
青臭さが無く、酸味は控えめ、果肉が厚く、果皮が口の中で消えるようなトマトベリー独特の食感はそのままに、栽培達成感と食べ応えのある大粒の果実が収穫できます。
病気にも強く、栽培しやすい品種です。
2011年春、ご期待下さい。
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